クスリについて考える。

最近週刊誌などで、「飲んではいけないクスリ」「このクスリで殺される」など物騒なタイトルが並んでいて心配されている方もおられると思います。私も何冊か買って読んでみました。内容はというと、「真実もあるが、誇張して不安を煽っているような極論が目立つなー。」という印象です。我々医師は、ほとんどこれらを普段の勉強や研修会などで知識として知っている上で、得られる利益と副作用を考えながら、じぶんの家族ならどうするかを考えて、更に経済状態、その方の思想や生活パターンも想像して必要最小限で処方するようにしています。ただ、我々が気をつけないといけないのが、製薬会社のMRさんの言うままに全てを信じたり、(製薬会社も営利企業である以上利益を求めるのはしょうがない事なのです。大切なのはそのバランス、こころざしです。)統計の裏を読まずにそのまま受け入れたりする事です。(統計は解釈次第でどうにでもなるので怖いのです!)また、勉強会も製薬企業の思惑が強い勉強会かどうかを見分けることも大事です。ちなみに当院では、昨年から製薬メーカーの情報以外のもの、タクシーチケットや食事、文具類の受け取り一切を自分も含めて全職員に禁止しています。(志在るMRの皆さん、大変失礼とは思いますがご理解下さい。本来の関係性である情報でお付き合いしたいのです。)やはり、情報、価値観の多様化する現代において、唯一頼りにするのは50年かけて形成した自分の羅針盤だと思います。この羅針盤を一生磨いていくのが我々医師の務めだと思っています。

「医者がこの世で生活しているのは、人のためであって自分のためではない。決して有名になろうと思うな。また、利益を追おうとするな。ただただ自分をすてよ。そして人を救うことだけをかんがえよ。  緒方洪庵」

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