月別アーカイブ: 5月 2011

随処作主

 日曜日に息子たちの空手道の中体連予選が始まり応援に行ってきました。長崎は小中学生の技術的レベルが高く、勝ち上がるのが大変です。息子たちの中学は、中学に入ってから空手を始める子が多く、また学校のカリキュラムの関係で一日の練習時間が1時間ちょっとと、強くなるためには厳しい環境です。しかし、子供たちは少ない練習時間でいかに効率よくするか、休日や休み時間を使って練習するなど、自分たちで精いっぱい励んで文武両道を実践しようとしています。今回も試合前に寮でみんなでバリカンで髪を剃って気合いを入れていました。禅の「臨済録」という書のなかに次のような言葉があります。「随処に主と作れば、立処皆な真なり。境来たるも回換すること得ず。」自分なりの解釈では、「どんな環境でも、それを真実として打ち込めば、本当のものが観えてくる。環境が変わっても、自分を変節させてはいけない。」と考えてます。環境を嘆くのは簡単ですが、天から与えられた環境でどこまで自分を磨きあげ、自己を確立していくかです。親としては、ただ試合の勝ち負けではなく、人間として、男として成長することを願っています。

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健康食品、健康情報の注意点

 最近よくあるはなし。「先生、○○○という健康食品を飲んでます。病院の薬を止めていいですか?」「八千草薫が効くて言いよるけん。」「病院の薬は副作用が怖いので健康食品で治します。」「TVでこれを毎日食べると健康になるて言いよったもん。」毎日何人かとこのような会話があります。私たちの周りにはTVや新聞、雑誌などで沢山の健康情報があり、沢山の健康食品があふれています。しかし、なかにはでたらめな物も数多くあることも事実です。ビートたけしや、ためしてガッテン、古くはみ○○○たの番組の翌日は必ず番組に影響されて来院されるかたがいます。み○○○たが毎日水を2リッター以上飲んだらいいと言っていたのを真に受けて、心不全が悪化して入院した女性もおられました。人にはそれぞれ体質、基礎疾患があるので個々で健康法は違います。画一的にいい、悪いを言ったらいけません。(TVでは小さく注意するみたいですが、だれもそれは観ていません。)最近では糖尿病治療薬の「インクレチン」をためしてガッテンで夢のくすりとして取り上げたため、「これに換えてくれ。」という方が沢山あらわれました。(確かに期待されている薬ですが、適応があり、万人には効きません)われわれは、正確な医療健康情報と、それに対する正しい解釈を心がける必要があります。そのためには、其の情報は「根拠」があるのか、その根拠は沢山の公的な場所で「実証」されているのか、その「ニュースソースの出処」は何処なのか、これらを考えないといけません。判らないときは、われわれかかりつけ医に聞くのもいいでしょう。また、健康食品使用に関しては、費用効果が理にかなっているか、安全性はしっかりしているか、持続できるのか、これらを考えてください。健康食品のなかには、病院の薬と併用してはいけないものや、その病気には使ってはいけないものもあります。かかりつけの方は、いつも行かれる医師に相談するのが無難でしょう。

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古寺巡礼(東本願寺)

 五木寛之や土門拳に古寺巡礼、百寺巡礼という作品があります。お寺が好きな私は、お寺を訪れるときのガイドブックかわりにしています。特に五木寛之のものは参考にしています。お寺にはそれぞれの歴史があり、精神があり、美があります。宗派に関係なくお寺を廻るのは楽しいものです。そこで自分なりの寺巡礼記を書いてみたいと思います。まずは自分の家の宗派である浄土真宗大谷派の総本山、京都の東本願寺です。今年真宗は親鸞聖人七百五十回御遠忌です。それにともなって大規模な改築が行われています。私が訪れた昨年も親鸞聖人の木造が安置されている御影堂の改修が行われていました。現在でもこの巨大な建物は圧倒的な存在感があります。建造当時はどれほどだったでしょうか。(左右幅では世界最大だそうです。)その隣にふたまわり位小さい御本尊の阿弥陀堂があります。最初訪れた時、なぜ御本尊の阿弥陀堂が御影堂より小さいのか不思議に思いました。これは、本願寺の起源が、親鸞聖人の墓所から発展したからだそうです。あと、本堂に「毛綱」と呼ばれる巨大な髪の毛で編んだ綱がありました。これは、「禁門の変」で焼け落ちた寺を再建しようと、明治になって全国より木材が献納されました。これを運搬しようとするも、普通の綱ではすぐ切れてしまうため、門徒の女性達が自らの髪を切って強固なロープを造り、これを運搬したということです。驚くべきことにこれは男尊女卑が色濃く残る明治時代のことで、真宗の信仰の平等を象徴する事柄として語り継がれています。最後に本願寺のすぐ近くにある真宗会館でお説教(聞法)を聞いてきました。印象に残ったのは、「人間は苦しい、悲しい事があったら泣けばいい。涙を流せばいい。其の漢字は、さんずいに立つ、さんずいに戻ると書く。また立ちあがって戻ってきたらいい。」という言葉でした。本願寺に行ってから真宗の教えに興味が湧き、いくつかの本を読みました。真宗は一見浅そうですが、実は非常に深みがある教えです。「他力」の本当の意味を知りたくて、仏教系の大学の講座にも参加しましたが、これがなかなか難しく、全て「信心の深さ」という答えの壁にぶちあたります。明治時代の真宗門徒で哲学者の清沢満之氏の「我信念」という著作にそのヒントがあります。「私の智慧や思案の有り丈を尽して、其頭の挙げやうのない様になるという事が必要である。」すなわち、まだまだ自分は、自力が信じられる範囲内の苦難しか味わってないため、自力が捨てられないのでは?という現時点での結論です。信心自体も与えられる他力だとすると、まだ信心を深めるその時が来てない、と考えると気が楽になってきました。これらをとことん突き詰めた親鸞は、やはり悩みの天才だったのでしょう。

御影堂
御影堂門

加茂川

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ボクシングは科学だ

 唐突ですが、私はボクシングファンでした。今もテレビの試合は観ますが、以前のようにスカパーにはいったり、ジョー小泉さんのファンクラブに入るまでではありません。一時はボクシングジムにも通っていましたが、北九州に帰ってくるときに全てやめてしまいました。ところが最近テレビで、長谷川ほずみ選手のサウスポーの構えからのフェイントや前拳の使い方をみて、空手に応用出来ないかと興味が戻ってきました。先日も熊本で飲んでいる時、渡辺二郎の日本拳法風ストレート(空手でいうところのノーモーション高速上段突き)の話になり、現役時代真似をしていた事を思い出しました。ボクシングと空手は間合いも全然違いますが、フェイントやステップワーク、最近はダッキング、ウィービングなど取り入れる要素が沢山あります。技術的な国内のお勧めの試合は大橋秀行VSリカルド・ロペス(ロペスの左アッパー、右ストレートの伸びは恐ろしい!)、ミゲル・カント、グディ・エスパダスVSどちらも高田次郎柴田国明VSラミロ・ボラノス(柴田の吸い込みのあとのワンツーは絶品です)、川島郭志VSホセ・ルイス・ブエノ(川島の試合の翌日は、ジムのみんながスリッピングアウェーをしてました)などです。いいメキシカンは、ガード(前拳)が高く正中線を隠している、左のリードを多用し、しかも左を出しながら(外側)に廻る、どんな体勢からでもウェイトの乗ったパンチを打つなどの共通点があります。浜田剛史としたレネ・アルレドントも前(左)のフックが強く、浜田がロープの外に飛び出しそうでした。国内で名勝負といわれる試合は、金沢和良VSルーベン・オリバレス、大場政夫VSチャチャイ・チオノイ、輪島功一VS龍済斗、高橋直人VSマーク堀越、松倉VS名護、辰吉丈一郎VSシリモンコンあたりでしょうか。ちなみに私のベスト試合は浜田剛史VSレネ・アルレドントの第一戦です。試合が終わって世界チャンピオンになった後に喜びを表現しなかった選手は彼一人だけではないでしょうか。後日浜田氏と何回か話をさせてもらいましたが、実直で丁寧に話をする誠実な人柄は武道家そのものでした。今も自分のアイドルです。ボクシングの話になるとつい熱くなってしまいます。そうです。ボクシングは科学なんです。(ジョー小泉)
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火の国旗、全少予選

 連休が終わって今日から日常業務となっております。みなさん有意義な連休を過ごされましたか?私は、剛柔県予選、火の国旗、全小予選と空手三昧でした。10年近く5月連休はこのパターンです。4日の火の国旗の結果ですが、、マリスト空手部は男女とも優勝校に敗れました。(男子宮崎第一、女子神戸竜谷)前日の練習会では好調に勝ちを重ねていただけに、組み合わせが残念でなりません。(ちなみにりんたろう、ゆうとが5人抜きをしています。男前!)ただ、男子は2年生主体、女子は1年生主体のチームなので来年こそはと頑張ってもらいたいです。     (余談: 火の国旗の男子決勝は濱教室長が主審として裁かれました。非常に的確でテンポがよくて全国審の凄さを感じました。誇らしかったです。)                   

 5日の福岡県少年空手道錬成会ですが、この大会は8月に東京で開かれる流派、道場を超えて真の小学生日本一を決める第11回全小の予選で、学年で上位2人のみ出場権を得ます。たかが小学生の試合ということなかれ、聖地東京武道館を目指す彼らの真剣な想いと、それに答えようとする大人たちの想いには毎回感動させられます。今回北九州剛柔は出場枠を減らしましたが、全体的にはレベルの底上げに成功している印象で、来年が楽しみです。一生懸命やって負けた子とその親は、恥じる必要はありません。実は人生の90%以上は負けが占めます。すなわち人生の90%以上は思い通りにいかないということです。思い通りにいかない事をどう対処するのか、子供がその練習をしていると思いましょう。空手は勝っても負けても、親にも子供にも色々なものを教えてくれます。空手を通して家族で成長していけたらと考えています。

福岡県錬成会(5/5)優勝・・・3年男子組手 北代涼馬

             3位・・・6年男子組手 岡田魁人

             3位・・・4年男子形 遠山 新

剛柔会福岡県大会(5/1)前回の追加

 ( 形) 成年高校女子・・・2位濱慶子、3位戸高美咲

      中学女子…4位北代 昌

                      小学5,6年女子・・・2位浦野亜美

                    小学3,4年女子・・・3位境 緒音

                    小学1,2年女子…優勝合田真菜

                 小学3,4年男子・・・2位北代涼馬、3位遠山新

                 小学1,2年男子・・・3位金子慶太、4位野中 航

                小学2年男子組手・・・3位野中 航

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剛柔会福岡県大会兼予選

 平成23年5月1日、九州産大にて第37回剛柔会福岡県大会がありました。今年は、震災の影響で全国大会が行われないため、九州大会の予選を兼ねています。福岡県代表を目標に、子供たちは勝った子も負けた子も一生懸命頑張りました。以下が当道場の九州大会進出者です。(組手のみ、形は後日報告)5/4火の国、5/5全小予選です。いよいよです。頑張りましょう!

(組手)高校男子・・1位鍔坂、2位白水  高校一般女子・・3位濱(和)

    中学3年男子・・2位野中(樹)、3位水之江(洋)、大庭

    中学2年男子・・1位水之江(隆)

    中学1年男子・・3位金子(雄)

    中学2,3年女子・・2位北代(昌)

    小学6年男子・・1位岡田、2位仲山、3位北代

    小学6年女子・・1位松原

    小学3年男子・・1位北代(涼)

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